みなさんこんにちは!
管理人のよっしです。
前にプラズマクラスターは新型コロナに効果あるのか?
という記事を出しました。

この時は新型コロナウイルスCOVID-19が流行りだしてすぐということもあり、正確には実証されていませんでした。
ただ最近SHARPが
プラズマクラスターは新型コロナCOVID-19に効果あるよ!
と正式に発表。

おー、やっぱり効果あるのか!
とはいえ、やはりまだ過度な期待は禁物な状況は続いています。
なぜなら実証実験のやり方に、ちょっとクセがあるから。
今回は実際に新型コロナウイルスに効果があるという証拠と、なぜまだ過度な期待は出来ないのか?
というところを書いていきます。
SHARPによる発表
9月7日、SHARPより新型コロナウイルスCOVID-19にプラズマクラスターは効果がある。
という内容が正式に発表されました。
過去にプラズマクラスターは2004年ネココロナウイルスの不活性化などの実績はありましたが、新型コロナウイルスに関しては実証されていませんでした。
効果あるかもしれない。止まりだった訳です。
それが今回の実証実験で正式に効果的だと認められたということ。

これで新型コロナは怖くないね
というのはまだ早い。
色々とツッコミどころ満載な内容でもあるので、そのあたりを解説していきます。
過度な期待は禁物な理由
実際にSHARPから正式に発表されましたが、現状はまだ過度な期待をしてはいけません。
なぜなら実験のやり方が結構極端だから。

どういうこと?
色々と誤解を招きやすい表記も見られます。
少し見ていきましょう。
実験範囲にクセ
まず実験範囲にクセがあります。
というのも、プラズマクラスターを置いて実験した面積に問題が。
まずこれを見て下さい。
注目すべき点は試験空間3Lという点。
激狭な空間にプラズマクラスターを置いて新型コロナウイルスを消滅させる実験をおこなっていました。
これは例えですが、狭い6畳の空間でも約20,000Lです。(高さとかも関係してくるので目安)

3Lって事は大きめの箱くらいか…
これは現実的に人間が暮らせる空間ではないので、新型コロナウイルスを不活性化したところで生活空間で100%不活性化というのは無理がある結果です。
イオン数値にクセ
次にプラズマクラスターの発生量にクセありです。
上で引用した画像にも載っていますが
プラズマクラスターイオン発生装置付近 約1,000万個/cm3
約1,000万。
市販の一番イオンを発生させるプラズマクラスターNEXTでさえ5万/cm3です。
実験では市販のプラズマクラスターのイオン発生量200倍のイオンを発生させています。

200倍っておい・・・
単純に3Lという狭い空間で新型コロナウイルスを不活性化させた!
という訳ではなく、イオン出力を何百倍にも増やして実験しています。
うーん。これはちょっと誤解を招きますね。
ハッキリ言って生活空間で不活性化とは程遠い数値です。
生活空間の効果は今後発表
そして普段使いの環境。
先ほども書いたように
プラズマクラスターを買って部屋に置いておけば新型コロナウイルスを不活性化するよ!
ということはまだ期待出来ません。
SHARPも今後生活空間に関しては実験とデータを統計して発表する!
とハッキリ言っていました。
確かに新型コロナウイルスに効果はあるのですが、激狭空間やイオン発生量200倍での実験なのでやっぱり過度な期待は禁物です。
そもそも飛沫感染が主
そもそも新型コロナウイルスは飛沫感染が主です。
密な空間でマスクなしで人と話していれば当然感染します。
その密な空間で気休め程度に空気を綺麗にする。というのは変わらずということですね。
とはいえ正式発表は大きい
とはいえ、正式発表は大きいと感じます。
今までは旧型のコロナウイルスに関して効果ある!
と言われていたのが
新型コロナウイルスにも効果あるよ!
と言われれば、とりあえずプラズマクラスターを置いておけば感染確率は低くなるかも…
と心配度は減ります。
まあ正直気休めは変わらずですが、一応新型コロナウイルスにも効果はあるんだ!
と知っていれば少しは安心できますからね。
まとめ
実際にSHARPから正式に発表されるとは思いませんでしたが、実際本当に新型コロナウイルスに効果はありました。
ただ実験空間や、一般では出せないイオンの量で実験しているので誤解を招きやすいのは確かです。
過度な期待はしないで、今まで通り気休め程度に設置する状況は変わらないですね。
ということで今回は
プラズマクラスター、新型コロナに有効。ただし過度な期待は禁物な訳
の記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、またの~
コメント